「XMの口座タイプ、どれにしよう?」
「ゼロ(Zero)口座はコストが低いんだよね?」
XM(XMtrading)のゼロ(Zero)口座は短期売買に向いていると言われています。
スプレッドが狭く、デイトレードやスキャルピングでのコストを抑えられるためです。
しかし、ただその1点だけでゼロ(Zero)口座に決めるのは危険です。
今回はゼロ(Zero)口座とスタンダード口座・マイクロ口座を比較し、デメリットを挙げてみます。
ゼロ(Zero)口座にするべきか悩んでいる方は、デメリットも把握した上で判断しましょう。
デメリット①ボーナス対象外
XMゼロ(Zero)口座は口座開設時の3,000円ボーナスしか受けれとれません。
XMには以下3種類のボーナスが用意されています。
- 口座開設ボーナス(未入金ボーナス)
- 入金ボーナス(100%入金ボーナス+20%入金ボーナス)
- XMロイヤルティプログラム(取引ボーナス)
スタンダード口座・マイクロ口座はボーナス適用され、自分の投資している資金以上の証拠金を動かせます。
少額から始めたい初心者や自己資金の薄いトレーダーには助かります。
一方ゼロ(Zero)口座は口座開設ボーナス(未入金ボーナス)しかもらえず、他のボーナスは対象外になってしまいます。
XMゼロ(Zero)口座はボーナスなし、つまり自己資金での勝負になります。
「どうしてもボーナスを利用したい」という方はスタンダード口座・マイクロ口座を選ぶしか無いでしょう。
デメリット②取引手数料の計算が必要
XMゼロ(Zero)口座はトレードごとに取引手数料が発生します。
ECN方式を採用しているため、スプレッドが狭い代わりに取引手数料を支払う仕組みです。
(スタンダード口座・マイクロ口座はSTP方式のためスプレッドのみ、取引手数料は必要ありません。)
公式サイトでは以下のように記載があります。
XMTrading Zero口座には手数料がありますか?
はい。XMTrading Zero口座の手数料は$100,000のお取引に対して$5となります。 MT4プラットフォームの手数料はお取引発注時に往復分(発注と決済)がまとめてお口座から差し引かれます。 MT5プラットフォームの手数料はお取引発注時と決済時にお口座から差し引かれます。
引用:公式サイトXMTrading Zero口座
XMゼロ(Zero)口座の取引手数料は通貨ペアによって異なります。
MT4・MT5のターミナルまたはXM公式サイトにてご確認ください。
また、取引手数料が引かれるタイミングは使っているプラットフォームによって異なります。
- MT4:取引発注(エントリー)時に口座から手数料が徴収される
- MT5:取引発注時と決済時の2回のタイミングに分けて手数料が徴収される
XMゼロ(Zero)口座の最終的なコストがいくらになるか、頭に入れながら取引しましょう。
「利益が出ても結局マイナスだった」というケースを防げます。
取引手数料を計算するツールもありますが、おおよそのコストを確認する方法を紹介します。
USDJPYでは手数料は約1.0pipsです。
JPYが絡むならレートから一瞬で換算できます。
「手数料=為替レート÷100」
- USDJPY.が109.8なら、手数料は1.098=約1.1pips
- EURJPY.が117.0なら、手数料は1.170=約1.2pips
- GBPJPY.が134.1なら、手数料は1.341=約1.3pips
JPYが絡まない場合はそのままの為替レートでpips換算できます。
つまりEURUSD.が1.13992なら手数料は1.13992=約1.1pipsになります。
事前に取引手数料の金額を把握し、利益が出るように動きましょう。
デメリット③最低入金金額が高い
XMゼロ(Zero)口座は最低入金金額が10,000円からです。
お小遣いの範囲でトレードしたい方には難しい金額です。
スタンダード口座・マイクロ口座の500円スタートと比べると、ハードルが高く感じるかもしれません。
つまりXMゼロ(Zero)口座はFXの知識・経験があり、自己資金も準備できる方向けと言えます。
少額トレードから始めたいなら、スタンダード口座・マイクロ口座を選びましょう。
デメリット④通貨ペアが少ない
XMゼロ(Zero)口座で扱っているのは56通貨ペアとゴールド(金)・シルバー(銀)です。
取り扱いのある通貨ペアは以下の通りです。
- AUDCAD.
- AUDCHF.
- AUDJPY.
- AUDNZD.
- AUDUSD.
- CADCHF.
- CADJPY.
- CHFJPY.
- CHFSGD.
- EURAUD.
- EURCAD.
- EURCHF.
- EURDKK.
- EURGBP.
- EURHKD.
- EURHUF.
- EURJPY.
- EURNOK.
- EURNZD.
- EURPLN.
- EURRUB.
- EURSEK.
- EURSGD.
- EURTRY.
- EURUSD.
- EURZAR.
- GBPAUD.
- GBPCAD.
- GBPCHF.
- GBPDKK.
- GBPJPY.
- GBPNOK.
- GBPNZD.
- GBPSEK.
- GBPSGD.
- GBPUSD.
- NZDCAD.
- NZDCHF.
- NZDJPY.
- NZDSGD.
- NZDUSD.
- SGDJPY.
- USDCAD.
- USDCHF.
- USDCNH.
- USDDKK.
- USDHKD.
- USDHUF.
- USDJPY.
- USDMXN.
- USDNOK.
- USDPLN.
- USDRUB.
- USDSEK.
- USDSGD.
- USDTRY.
- USDZAR.
- GOLD.
- SILVER.
一方、スタンダード口座・マイクロ口座では57通貨の他に、
- コモディティ(CFD商品)
- 株式指数
- 貴金属
- エネルギー
もトレード可能です。
CFD商品の取引を希望する場合はスタンダード口座・マイクロ口座を使い分けましょう。
XMでは1アカウントにつき8口座まで追加できます。
デメリット⑤最大レバレッジが500倍
XMゼロ(Zero)口座のレバレッジは500倍までと制限されています。
(※マイナー通貨は最大レバレッジが50倍・100倍と引き下げられています。)
初心者トレーダーの場合、最初は2〜3倍、慣れてきたら10倍・25倍と上げていくのが一般的です。
高くても100倍程度で抑えるのが無難なので、500倍でも十分でしょう。
しかし、XMの魅力である最大888倍トレードはスタンダード口座・マイクロ口座のみ。
レバレッジが高ければ必要証拠金も少なく済みます。
888倍に設定すると、1,000円前後でもポジションが持てる計算です。
利益や損失は大きくなるため、フルレバレッジにすると資産形成スピードが段違いなのは確かです。
888倍の世界を試したいならデモ口座でのトレードがよいでしょう。
まとめ
XM(XMtrading)のゼロ(Zero)口座についてデメリットをまとめました。
- デメリット①ボーナス対象外
- デメリット②取引手数料の計算が必要
- デメリット③最低入金金額が高い
- デメリット④通貨ペアが少ない
- デメリット⑤最大レバレッジが500倍
スプレッドが狭い分、劣ってしまう部分もあるということが分かります。
特徴から考えると、ゼロ(Zero)口座に向いているのは短期トレードをしたい方・取引コストを下げたい方です。
どちらかと言えば、初心者トレーダーよりも中級〜上級者トレーダーから好まれる口座タイプです。
一方、スタンダード口座・マイクロ口座ではボーナスを受け取りたい方・気軽にトレードをしたい方におすすめです。
自分は「ゼロ(Zero)口座に合っているか?」を考え、口座タイプを慎重に選びましょう。
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