XM(XMtrading)で儲かったら確定申告する必要があります。
「海外FX業者を使ってるんだから、日本の税務署には言わなくてもいいでしょ?」
「ボーナスは所得(利益)として計算するの?」
「会社勤めなんだけど、FXやっていることを知られないようにするには?」
税金の話はややこしく、分かりにくいですよね。
今回は確定申告や税金に関するよくある疑問・質問について回答します。
確定申告に苦手意識を持っているあなた、この記事を読めばきっと理解できますよ。
疑問①確定申告しなくてもいい?
「XM(海外FX業者)を利用しているから、確定申告をしなければバレないのでは?」
そう考える方もいるかもしれません。
日本の税務署は個人の所得を把握する仕組みを持っているため、XM(海外FX業者)での利益も例外ではありません。
例えば、海外銀行から日本銀行に高額(100万円以上)の着金があった場合、日本銀行は「国外送金等調書」を税務署に提出します。
これにより誰の口座にお金が入ったか分かります。
加えてXM(海外FX業者)への入金した履歴は、銀行振込・クレジットカードから追うことができます。
また、国外所得を疑われた場合は海外の徴税機関にも調査が入ります。
「じゃあ仮想通貨への出金にしよう!」
と考えたかもしれませんが、こちらも見つかります。
日本円にするときに日本の銀行が絡みますので、結局税務署に情報が届きます。
「国をまたいでいるから、所得は分からないだろう。」
と安易に考えていると、痛い目にあってしまいます。
確定申告が面倒だったり納税するのが嫌だったりという気持ちも分かります。
しかし、税金をごかますのに時間や労力をかけるのは「無駄」と言っても過言ではないでしょう。
疑問②確定申告をしなかった場合、ペナルティは?
XM(海外FX業者)での利益をごまかして確定申告しなかった場合、延滞税と無申告加算税が課されます。
延滞税は文字とおり税金を延滞した分について課される税金です。
無申告加算税は申告をしなかったことに対する課税です。
過去には本来の納税額より15%以上余分に支払わなければならない、というケースもありました。
また、悪質な税金逃れと判断された場合は重加算税も追加されます。
確定申告をしなければいけないと知っていて怠ったなら、重いペナルティが待っていることを肝に銘じましょう。
もしどのように計算すればよいか分からないなら、会計ソフトを使ったり、行政書士・税理士に相談したりしましょう。
特に65万円の控除が受けられる「青色申告」は初心者にとっては難しいもの。
自分でやっても構いませんが、申告内容が間違えている場合は税務署から連絡が来ます。
内訳を開示するなどの対応・修正を行います。
意図的ではない限り罰則されないので、指示通り修正申告を行いましょう。
疑問③課税のタイミングは出金した時?
XM(海外FX業者)での利益が確定した段階で課税対象になります。
出金したタイミングではないことに注意です。
含み益・含み損などポジションの損益が確定していない場合は課税対象にはありません。
出金するかどうかに関わらず、1月1日から12月31日に発生した利益(所得)は翌年に申請しなければなりません。
なお、収益がマイナスなら税金はかかりません。
例えば年間の利益が100万円で、必要経費が150万円だとします。
必要経費とは、FX取引に必要なお金です。
- パソコン代・スマホ代
- 通信費
- EA(自動売買プログラム)・インジケーターの料金
- 家賃(光熱費)
- セミナー代(セミナー参加にかかった交通費・宿泊費も)
- 書籍代
- 取引手数料・支払手数料
なども該当します。
利益から必要経費を差し引いてマイナスになれば、税金はかからないのです。
FX取引では利益が確定したタイミングで課税されますが、必要経費のほうが高ければ課税されないということも覚えておきましょう。
疑問④ボーナスは所得に含まれる?
XM(海外FX業者)の魅力のひとつがボーナスですよね。
XMZero口座以外では豪華なボーナスが受け取れます。
- 口座開設ボーナス(未入金ボーナス)
- 入金ボーナス(100%入金ボーナス+20%入金ボーナス)
- XMロイヤルティプログラム(取引ボーナス)
例えば、新規口座を開設するだけで3,000円分のボーナスを獲得することが可能です。
このようなボーナスも所得として計算しなければいけないのでしょうか?
結論から言うと、ボーナスは所得に含まれません。
理由はボーナスは証拠金として使えますが、出金はできないためです。
ボーナスは自由に使えるお金ではないと考えられるため、所得(利益)には含めなくてよいのです。
疑問⑤複数口座を持っているけど、どうしたらいい?
XM(海外FX業者)では口座を追加し、複数の口座を管理できます。
通貨ペアやレバレッジ・口座タイプ・EA(自動売買プログラム)によって使い分けている方も多いでしょう。
確定申告の際は各口座の収益を計算しなければいけません。
すべての口座が課税対象になるためです。
申告漏れをするとペナルティが課される可能性もありますので、それぞれ間違いのないよう確認します。
複数口座はまとめて確定申告しましょう。
疑問⑥キャッシュバックサイトも課税対象?
キャッシュバックとは、キャッシュバックサイトを通じてXM(海外FX業者)のトレードを行い、スプレッドの一部がキャッシュバック(返金)される仕組みです。
XMロイヤルティプログラム(XMP)は税金がかかりませんが、キャッシュバックサイト利用では申告が必要になります。
キャッシュバックは現金として還元されるため、自由に使えるお金(利益)に含まれるのです。
キャッシュバックも雑所得として計上しなければいけません。
疑問⑦サラリーマンは会社にバレる?
会社に勤めている方の中には、副業としてXM(海外FX業者)トレードを行っている方もいるでしょう。
気になるのが、会社・まわりの人にバレてしまうかどうかですよね。
大きな利益を出していると知られたら、職場に居づらくなったり、人間関係に悪影響を及ぼしたりします。
基本的には本人が言わない限りは問題ありませんが、会社が給料の手続きをする際にバレる可能性もあります。
会社は住民税の特別徴収を対応するためです。
従業員の年間所得と住民税金額が記載された書類が届き、従業員に代わって住民税を天引き納付するという方法です。
会社からの給料金額と大幅に違えば、担当者には疑問を持たれるでしょう。
まわりにバレるのが嫌なら、確定申告の際に「給与・公的年金等に係る所得以外の所得に係る住民税の徴収方法の選択」にて「自分で納付」を選びましょう。
自分で納付をすることにより、XM(海外FX業者)での利益が会社にバレずに済みます。
まとめ
XM(海外FX業者)でトレードをしてある程度の利益を得たなら、確定申告が必要です。
今回はよくある疑問・質問について回答しました。
- 疑問①確定申告しなくてもいい?→やらなければいけない
- 疑問②確定申告をしなかった場合、ペナルティは?→延滞税と無申告加算税ほか
- 疑問③課税のタイミングは出金した時?→利益が確定した時
- 疑問④ボーナスは所得に含まれる?→含まれない
- 疑問⑤複数口座を持っているけど、どうしたらいい?→まとめて申告
- 疑問⑥キャッシュバックサイトも課税対象?→対象
- 疑問⑦サラリーマンは会社にバレる?→住民税の特別徴収に注意
稼いだ分に対して税金を納める義務があります。
面倒ではありますが、しっかり計算して正しく申告しましょう。
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