XM(XMtrading)のチャートを分かりやすくしたいなら、MT4に「ピボット(Pivot)」を導入しましょう。
「ピボット(Pivot)」はテクニカル指標の一種で、7つの線(ライン)を表示させます。
視覚的に分かりやすく、初心者から上級者まで多くのトレーダーが利用しています。
今回は「ピボット(Pivot)」インジケーターの特徴やチャート表示方法を紹介します。
「ピボット(Pivot)」インジケーターを活用し、チャンスを見極めましょう。
「ピボット(Pivot)」とは
「ピボット(Pivot)」はテクニカル指標のひとつです。
RSI・ATRやDMIでも有名な、J・ウエルズ・ワイルダー(ジュニア)氏が考案しました。
もともと先物市場でよく使われてたそうですが、現在はFXの世界でも支持されています。
「ピボット(Pivot)」は前日の高値・安値・終値の価格データをもとに、ピボット(回転軸)を中心に当日の予測を立てます。
チャート上には7本の線が表示されます。
- レジスタンス3(HBOP)ライン
- レジスタンス2(R2)ライン
- レジスタンス1(R1)ライン
- ピボット(Pivot)ポイント
- サポート1(S1)ライン
- サポート2(S2)ライン
- サポート3(LBOP)ライン
レジスタンスライン(抵抗線)・サポートライン(支持線)を表示してくれるため、このラインを基準に利確や損切りを考えるトレーダーが多いです。
基本的な使い方としては、ピボット(Pivot)ポイントを中心に、当日の価格が上にあれば「買い」を、下にあれば「売り」を検討します。。
価格がレジスタンス3(HBOP)ライン・レジスタンス2(R2)ラインに達した時は買いの傾向が強い(=買われすぎ)、サポート2(S2)ライン・サポート3(LBOP)ラインに達した時は売りの傾向が強い(=売られすぎ)であることを意味します。
「ピボット(Pivot)」によって相場の状況が視覚的に読めるようになります。
「ピボット(Pivot)」は短期売買に向いている
「ピボット(Pivot)」は前日の値動きをもとに計算されるので、デイトレードやスキャルピングなどの短期売買に向いています。
ちなみに、「ピボット(Pivot)」は基本的に、他のインジケーターのように機関や詳細の設定は必要ありません。
シンプルな使い方なのでMT4初心者でも十分使えます。
世界中に愛用者がいるのもうなずけます。
「ピボット(Pivot)」を使いこなせるようになればトレードの幅が広がるでしょう。
PC版MT4に「ピボット(Pivot)」を表示する方法
XMのプラットフォームMT4には「ピボット(Pivot)」が標準搭載されていません。
「ピボット(Pivot)」をチャート上に表示させるにはカスタムインジケーターをインストールする必要があります。
「ピボット(Pivot)」インジケーターは複数の種類があるため、比較検討しましょう。
気に入ったものをダウンロードし、MT4に追加します。
PC版MT4に「ピボット(Pivot)」を表示させる具体的な手順は以下の通りです。
手順①インジケーターをダウンロード
「ピボット(Pivot) インジケーター」などと検索すると、多くのページがヒットします。
無料・有料がありますので、機能を比べてみましょう。
良さそうなインジケーターがあれば、配布ページからダウンロードしてください。
(基本的には.ex4ファイル形式ですが、まれに.mq4ファイル形式の場合があります。今回は.ex4ファイルをダウンロードしたと仮定して進みます。)
PCのデスクトップやフォルダなど任意の場所にインジケーターを保存します。
手順②MT4に追加
MT4を起動し、メニュー「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックします。
「MQL4」→「Indicators」をクリックします。
手順①でダウンロードしたインジケーターをフォルダ内にドラッグ&ドロップしましょう。
フォルダ内に「ピボット(Pivot)」インジケーターの名前が追加されましたか?
手順③再起動
フォルダにインジケーターが追加されたのを確認したら、MT4を再起動します。
再起動しなければ、チャートにはインジケーターが反映されません。
手順④チャートに表示
MT4を起動したら、ナビゲーターのインジケーター欄を確認してみましょう。
「ピボット(Pivot)」インジケーターをチャート上にドラッグ&ドロップすると、反映されるはずです。
以上で「ピボット(Pivot)」インジケーターがMT4へ追加されました。
インジケーターを削除する方法
MT4に「ピボット(Pivot)」インジケーターを導入すると、「他のインジケーターが邪魔になった」と感じることもあるでしょう。
インジケーターを削除する方法も確認しておきましょう。
手順①チャート上で右クリック
MT4チャート上で右クリックします。
(メニュー「チャート」→「表示中のインディケーター」からも可能です。)
「表示中のインディケーター」ウインドウが表示されます。
手順②「削除」をクリック
削除したいインジケーターを選択し、「削除」ボタンをクリックします。
以上で任意のインジケーターを削除できます。
スマホ版MT4では「ピボット(Pivot)」を表示できない?
残念ながら、スマートフォン版MT4では「ピボット(Pivot)」インジケーターを表示できません。
スマホ版には人気30種類のインジケーターが搭載されていますが、PC版のように追加は対応していないのです。
それでも、どうしてもスマホで「ピボット(Pivot)」インジケーターを使いたいという方のために代替案を紹介します。
代替案①VPSを利用する
外出先でも「ピボット(Pivot)」カスタムインジケーターを利用したい場合はVPSを活用しましょう。
VPSとは「バーチャル・プライベート・サーバ」、いわゆる仮想サーバーです。
VPSに接続すれば、リモートで自分のMT4チャートを確認できます。
スマホ・タブレット・別のPCからでもアクセス、相場を分析できます。
XMでは条件をクリアすると無料VPSが使えます。
その条件は以下の2つです。
- 口座残高が5,000USD
- 一か月に5往復ロットもしくは500往復マイクロロットの取引
本格的にトレードをしたいなら、ハードルは高くないはずです。
XMの無料VPSなら、デバイスや場所に限らず「ピボット(Pivot)」カスタムインジケーターを使えます。
代替案②対応スマホアプリを利用する
「ピボット(Pivot)」インジケーターはアプリ版MT4には搭載されていません。
しかし、少数ながらスマホアプリで「ピボット(Pivot)」を使えるFX業者があります。
それがIG証券やオアンダジャパンです。
もし、この業者にも口座を開設しているなら外出先では対応スマホアプリを確認するようにしてはいかがでしょうか?
IG証券やオアンダジャパンのアプリなら「ピボット(Pivot)」の操作性も良く、テクニカル分析を行ないながら発注の判断ができるでしょう。
まとめ
海外FX業者XM(XMtrading)でトレードするなら、プラットフォームMT4を自分好みのカスタマイズしましょう。
今回はおすすめインジケーター「ピボット(Pivot)」についてまとめました。
基本的な使い方としては、7本の線のうちピボット(Pivot)ポイントを中心に相場を読みます。
直感的に分かりやすく、初心者でも簡単に扱えます。
ユーザーから人気の「ピボット(Pivot)」インジケーター、PC版MT4に取り入れてみてはいかがでしょうか?
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