XMで「両建て」できる?やり方や注意点をやさしく解説

基本手法

両建ては必勝法って聞いたけど、本当?

XMで両建てはできるの?ペナルティはあるの?

具体的にはどうしたらいいの?

「両建て」は低リスクで勝率を上げることができるため、日本国内では人気の手法です。

結論から言うと、XM(XMtrading)は「両建て」を認めています。

今回は「両建て」のメリット・デメリットややり方・禁止事項について解説します。

正しい知識を身につけ、ぜひ資産形成に役立ててください。

XMの「両建て」とは?

XMでは同一口座内での「両建て」が許可されています。

「両建て」は1つの通貨ペア(銘柄)で、「買い(ロング)」・「売り(ショート)」両方のポジションを持つトレード手法です。

まずはメリット・デメリットを紹介します。

「両建て」のメリット

「両建て」は、資金が少なくても利益を増やせ、損失を減らせます。

例えば、「買い」でエントリーしたポジションに利益が発生しているとします。

利益を増やしたいけど、相場がどう動くかわからない、そんなときに「売り」でエントリーします。

相場の様子を見て、「売り」を決済して利益を伸ばすことも、両方決済して利益を確保することもできるのです。

また、XMでは「両建て」中は証拠金がゼロになります。

損失が発生しても証拠金は減らない、つまり新たなポジションを構築できます。

「両建て」を上手く使えば、リスクを避けられます。

「両建て」のデメリット

残念ながら、「両建て」は必勝法ではありません。

2つのポジションを持つので、口座タイプによってスプレッド・手数料がかかってしまいます。

スワップポイントの支払いが増え、損失が膨れ上がることも。

また、決済タイミングを誤ると逆に損失が大きくなります。

利益と損失のバランスを考えなければいけないので、FX初心者にとっては難易度が高いです。

ポジションを外したいのにできない、焦って正しい判断ができない、この状態では負けてしまうでしょう。

XMで「両建て」を行う方法

MT4(MT5)での具体的なやり方を解説します。

特に解除方法を間違えると損してしまう可能性があるので、しっかり確認してください

「両建て」を注文する

ワンクリック注文も可能ですが、チャート上で発注する方法を紹介します。

手順①注文を出す

チャート上で右クリック→「注文発注」→「新規注文」に進みます。

「新規注文」から通貨ペアや数量などを選択、買い注文(または売り注文)を出します。

手順②反対となる注文を出す

再度「新規注文」から、保有ポジションの反対となる売り注文(または買い注文)を出します。

以上で、同じ通貨ペアの買い・売り両方のポジションを保有できます。

「両建て」を解除する

MT4(MT5)にて、ターミナル画面が表示されている前提で進みます。

手順①「注文変更または取消」をクリック

MT4・MT5の画面下部「ターミナル」で、ポジションを右クリックします。

「注文変更または取消」をクリックします。

手順②「両建て解除」をクリック

「注文種別」から「両建て解除:通貨ペアを指定」または「両建て解除:対象玉を指定」をクリックします。

ちなみに、「通貨ペアを指定」と「対象玉を指定」の違いは以下の通りです。

  • 「通貨ペアを指定」→「両建て」しているポジションすべてを決済
  • 「対象玉を指定」→「両建て」しているポジションから1つを選択して決済

手順③決済

「両建て解除:通貨ペアを指定」を選択した場合、「複数決済」をクリックします。

「両建て解除:対象玉を指定」を選択した場合、決済したいポジションを選んでから「決済」をクリックします。

以上で、「両建て」の決済が完了です。

XMでしてはいけない「両建て」

XMは同一口座内での「両建て」はOKですが、複数の口座を使った「両建て」はNGです。

「バレずにやればいいんでしょう?」と思うかもしれませんが、必ず見つかります。

万が一バレた際にはペナルティ(口座凍結・出金拒否・レバレッジの引き下げなど)が課される恐れがあります。

知らないうちにルール違反にならないよう、あらかじめチェックしてください。

複数口座での「両建て」

XMは最大8個まで口座を増やせますが、複数口座での「両建て」は禁止です。

  • スタンダード口座
  • マイクロ口座
  • ゼロ(ZERO)口座

をトレードスタイルによって使い分ける方もいますよね。

例えば、

  • スタンダード口座でドル円を買い、マイクロ口座でドル円を売る
  • スタンダード口座でユーロ円を買い、マイクロ口座でユーロドルを売る

はアウトです。

他業者での「両建て」

XMと他のFX業者(ブローカー)を使った「両建て」は禁止です。

例えば、

  • XMでドル円を買い、TitanFXでドル円を売る
  • XMでドル円を買い、AXIORYでドル円を売る

といった取引はいけません。

「別の業者を使ってるから分からないでしょう?」

と思うかもしれませんが、口コミでは「バレた!」という声を見かけます。

詳しい理由は分かりませんが、同じプラットフォーム(MT4・MT5)を使っているから・業者間で情報共有されているからなどが推測されています。

不正が発覚すると、XMだけでなく利用した他社でもペナルティを受ける可能性があります。

なお、自動売買(EA)システムを使っていると、気付かないうちに「両建て」を行ってしまうケースがあるので注意してください。

複数の業者で自動売買(EA)を利用しているときは、保有ポジションの管理を怠らないようにしましょう。

複数人での「両建て」

複数人でグループを作り、「両建て」をするのも禁止です。

例えば、

  • Aさんの口座でドル円を買い、Bさんの口座でドル円を売る
  • Aさんの口座でドル円を売り、Bさんの口座でドル円を買う

など、集団で計画して、同一通貨を同時エントリーするのはいけません。

怪しい行動があればマークされ、いずれ見つかります。

XMP狙いの「両建て」

XMロイヤルティプログラム(XMP)を増やすための「両建て」は禁止です。

XMロイヤルティプログラム(XMP)は、XM独自の取引量によってポイントがもらえる制度です。

「両建て」すると、「買い(ロング)」・「売り(ショート)」両方でポイントが獲得できます。

通常の2倍のスピードでたまっていくので、いつのまにか数万円分のポイントがたまっていたなんてことも。

しかし、XMロイヤルティプログラム(XMP)を稼ぐためだけに「両建て」するのはNG、通常のトレードも行ないましょう。

アービトラージの「両建て」

「アービトラージ(裁定取引・サヤ取り)」による「両建て」も禁止です。

「アービトラージ」は複数業者での差額を利用して利益を取る手法です。

例えば、

  • スワップアービトラージ:スワップポイントの価格差を利益とする
  • レイテンシー(業者間)アービトラージ:業者間のレート差額を利益とする
  • ボーナスアービトラージ:業者の提供しているボーナスを利益とする

などが代表的です。

トレーダーにとっては価格変動のリスクは抑えられます。

しかし、XM含むFX業者にとってはデメリットしかありませんので、違反としています。

まとめ

XM(XMtrading)では「両建て」をしても構いません。

同一通貨ペアの「買い(ロング)」・「売り(ショート)」を注文し、タイミングを見て決済します。

リスクヘッジが可能なため、相場が読めない時などに非常に役立ちます。

ただ、XMでの「両建て」は同一口座に限り、以下は禁止行為にあたります。

  • 複数口座での「両建て」
  • 他業者での「両建て」
  • 複数人での「両建て」
  • XMP狙いの「両建て」
  • アービトラージの「両建て」

XMで「両建て」を使う場面・シーンを分けて上手く立ち回れば、利益を増やせるでしょう。
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