FX注文において100%の勝率は有り得ません。
リスク管理をしっかりしなければ、FXの世界から退場を求められます。
「ストップロスやテイクプロフィットって何?」
「損切りのタイミングがつかめない・・・。」
「なかなか利食いできなくて、失敗した・・・。」
今回はXM(XMtrading)を始めたばかりの方に向けて、「ストップロス」・「テイクプロフィット」の設定方法について紹介します。
損失を少なく利益を増やす、便利な機能を活用つけましょう。
ストップロスとは?
「ストップロス」とは損失を増やさないための決済条件です。
MT4またはMT5のオーダー発注画面に表示されている「S/L」は「ストップロス」の英語表記(Stop Loss)を略したものです。
決済価格を直接入力したり、ポイント(pips)で指定したりすることができます。
損失額の範囲を決めておき、そのレートに達したら自動で決済されます。
このように「ストップロス」を設定した注文のことを「逆指値注文(ストップロスオーダー)」と言います。
「ストップロス」は損失を抑えることができるため、FXの世界に長くいられる=最終的に勝つ確率が高くなります。
テイクプロフィットとは?
「テイクプロフィット」は利益確定(利食い)をするための決済条件です。
MT4またはMT5のオーダー発注画面に表示されている「T/P」は「テイクプロフィット」(Take Profit)を表しています。
「ストップロス」と同様に決済価格を直接入力したり、ポイント(pips)で指定したりする利益額の範囲を決めておき、そのレートに達したら自動で決済されます。
このように「テイクプロフィット」を設定した注文のことを「指値注文(テイクプロフィットオーダー)」と言います。
御存知の通り、FXでは安く買って高く売ることで利益を獲得します。
しかし、相場は思ったとおりに動きませんし、決済のタイミングを逃してしまうケースも多いですよね。
せっかく値段が上がっても、どこまで続くか予想するのはとても難しいです。
事前に「テイクプロフィット」を設定すれば、安定して利益を獲得できます。
ストップレベルとは?
「ストップロス」・「テイクプロフィット」を行う際に注意しなければいけないのが「ストップレベル(Stop LevelまたはFreeze Level)」です。
指値幅を制限する値を意味し、簡単に言えば、「現在価格から何pips以上離す」というルールです。
そのため、「ストップレベル」内での注文は入りません。
具体的な数字はFX業者や口座タイプ・通貨ペアによって異なります。
XMでは以下のように設定されています。
(スタンダード口座/2020年3月時点)
- USDJPY:0.04
- EURJPY:0.054
- NZDJPY:0.14
- AUDJPY:0.099
- CADJPY:0.1
- CHFJPY:0.12
- GBPJPY:0.108
- SGDJPY:0.14
- EURUSD:0.0004
価格変動が激しい通貨ペアほど広く設定されているようです。
マイナー通貨で取引する前にあらかじめチェックしておいたほうが無難です。
もし「ストップロス」・「テイクプロフィット」注文ができない場合は、「ストップレベル」に引っかかっている可能性が高いです。
ストップレベルを確認する方法
「ストップレベル」を確認するには2通りあります。
- XM公式サイトで確認
- MT4またはMT5で確認
それぞれ説明します。
XM公式サイトで確認
XM公式サイトで「ストップレベル」を確認します。
ログインは必要なく、アカウントを持っていなくても問題ありません。
- XM公式サイトにアクセス
- 上部メニュー「取引」→「取引商品」→「FX取引」をクリック
- 「指値および逆指値のレベル」を確認
右上の検索窓で任意の通貨ペアに絞り込むことも可能です。
コモディティ・株式指数・貴金属・エネルギーのタブをクリックすればCFD銘柄毎に表示されます。
以上の方法で、XM公式サイトにて「ストップレベル」を確認できます。
最新情報を知りたい場合や取引前にチェックしたい場合にはこちらが向いています。
MT4またはMT5で確認
MT4またはMT5でも「ストップレベル」を確認してみましょう。
- MT4またはMT5にログイン
- 気配値で通貨ペア→「仕様」をクリック
- 取引条件画面にて「ストップレベル」を確認
また、メニューの「表示」→「通貨ペアリスト」→「設定」からでもOKです。
以上の方法で、MT4またはMT5にて「ストップレベル」を確認できます。
チャートを開いてる最中に見たい時はこちらのほうが早いですね。
ストップロス・テイクプロフィットを設定する方法
ではMT4またはMT5で「ストップロス」・「テイクプロフィット」を設定してみましょう。
以下の2通りのやり方がありますので、状況に合わせて使い分けてください。
- 注文時に設定する場合
- あとから設定する場合
一度設定してしまえば自動決済してくれるため、チャートを見張る必要がありません。
便利な「ストップロス」・「テイクプロフィット」、これまで手動で決済していた方は試してみてください。
注文時に設定する場合
新規注文を行う際に「ストップロス」・「テイクプロフィット」を設定できます。
手順①新規注文
「新規注文」をクリックし、オーダー(注文発注)画面を表示させます。
F9ボタンをクリックするか、チャート上で右クリック→注文発注→新規注文でも可能です。
手順②詳細を入力
- 通貨ペア:取引したい通貨ペアになっているか確認
- 数量:ロット数
- 決済逆指値(S/L):損切価格を設定
- 決済指値(T/P):利益確定価格を設定
- 注文種別:「指値注文」を入力
- 指値注文種別:「Buy Limit」または「Sell Limit」を選択
- 価格:価格を入力
手順③発注
「発注」ボタンをクリックします。
以上で、「ストップロス」・「テイクプロフィット」が設定されました。
あとから設定する場合
注文を入れた後に「ストップロス」・「テイクプロフィット」を設定してみましょう。
いわゆるOCO注文もできます。
手順①ポジション上で右クリック
ターミナル画面の取引タブにて、「ストップロス」・「テイクプロフィット」をしたいポジションの上で右クリックします。
- 新規注文
- 決済注文
- 注文変更または取消
の表示がされるので、「注文変更または取消」をクリックしてください。
ここで「決済注文」をクリックしてしまうと決済してしまうので注意です。
手順②価格を入力
オーダー(注文発注)画面が表示されます。
- 決済逆指値(S/L):損切価格を設定
- 決済指値(T/P):利益確定価格を設定
それぞれ価格を入力します。
手順③変更
「〇〇に変更する」ボタンが表示されます。
- 買いポジションの場合は青色
- 売りポジションの場合は赤色
「〇〇に変更する」ボタンをクリックすると、発注処理されます。
まとめ
XM(XMtrading)で稼ぐために、MT4またはMT5の機能をフル活用しましょう。
- ストップロス:損切り(決済逆指値)
- テイクプロフィット:利食い(決済指値)
それぞれ値を入力しておけば、チャートが動いた時に自動で決済してくれます。
新規注文時または注文後でも価格を設定可能です。
もし注文が入らない場合は「ストップレベル」範囲内かもしれませんので、確認しましょう。
「ストップロス」・「テイクプロフィット」を身につければエントリー・損切り設定が素早く行えます。
FXトレーダーとしてレベルアップするため、損切りラインが見極められない方・決済の踏ん切りがつかない方はぜひ使ってみてください。
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