XM(XMtrading)「ZERO(ゼロ)口座」は手数料が発生します。
「結局、取引手数料が高くつくのでは?」
「手数料はいつ引かれるの?」
「経費計上できるって本当?」
今回はXMの「ZERO(ゼロ)口座」の手数料について、疑問にお答えします。
短時間でのトレードをメインにしている方はチェックしてみてください。
取引手数料はいくら?
XM「ZERO(ゼロ)口座」の取引手数料は100,000ドルの取引に対して5ドルです。
「ZERO(ゼロ)口座」ではECN方式を採用しており、取引に対して業者側の関与ができません。
スプレッドを追加できない=XMが収益を得るための手数料を設定しているのです。
一方、マイクロ口座・スタンダード口座はSTP方式、かかるコストはスプレッドのみです。
公式ページにはこのように記載されています。
XMTrading Zero口座には手数料がありますか?
はい。XMTrading Zero口座の手数料は$100,000のお取引に対して$5となります。 MT4プラットフォームの手数料はお取引発注時に往復分(発注と決済)がまとめてお口座から差し引かれます。 MT5プラットフォームの手数料はお取引発注時と決済時にお口座から差し引かれます。
XMTrading Zero口座 https://www.xmtrading.com/jp/account-types/zero
片道5ドル、往復で10ドル(約1,000円)がかかる計算です。
ただし、銘柄(トレードした通貨ペアの左側)によって手数料が変わります。
USDJPY.ならUSDで算出されます。
「片道5通貨・往復10通貨」という表現が正しいです。
それでも「ZERO(ゼロ)口座」のスプレッドは最低0pipsと狭いのが特徴です。
手数料と合わせても、トータルコストはXMのマイクロ口座・スタンダード口座よりも安くなります。
例えばドル円なら「ZERO(ゼロ)口座」はスプレッド+手数料で1.1pipsのところ、スタンダード口座の1.6pipsになります。
1回分で比較すると、ほんのちょっとしか違わないように見えます。
それでも、短期間でたくさんのトレードをする方にとっては大きな差になります。
スキャルピング・EA(自動売買)でコストパフォーマンスを重視するなら、XM「ZERO(ゼロ)口座」がおすすめです。
取引手数料を簡単に計算する方法
XM「ZERO(ゼロ)口座」の手数料はチャート上で表示されないので、把握しづらいですよね。
USDJPYでは手数料=約1.0pipsなので比較的簡単です。
しかし、他の通貨ペアで取引する際にはコストがパッと計算できず、注文をためらうシーンも出てくるでしょう。
JPYが絡むならレートから「手数料=為替レート÷100」にて換算できます。
- USDJPY.が109.8なら、手数料は1.098=約1.1pips
- EURJPY.が117.0なら、手数料は1.170=約1.2pips
- GBPJPY.が134.1なら、手数料は1.341=約1.3pips
- CHFJPY.が110.9なら、手数料は1.109=約1.1pips
- AUDJPY.が73.8なら、手数料は0.738=約0.8pips
また、JPYが絡まない場合はそのままの為替レートでpips換算できます。
つまりEURUSD.が1.13992なら手数料は1.13992=約1.1pipsになります。
おおよその手数料(コスト)が分かるため、チャンスを逃すことはありません。
取引手数料が引かれるタイミング
取引手数料が差し引かれるタイミングはプラットフォームによって異なります。
- MT4:取引発注(エントリー)時に一括で10ドル徴収
- MT5:取引発注(エントリー)時と決済注文時それぞれ5ドル徴収
先述した通り、取引手数料はレートによって換算されます。
MT5でトレードした際、場合によってはエントリーとクローズとの手数料金額が異なるので注意です。
また、MT4・MT5口座を切り替えたり、バージョンアップしたりすると戸惑うかもしれません。
手数料がいつ引かれるかは、プラットフォームによって違うことを覚えておきましょう。
取引手数料は経費計上OK
XM「ZERO(ゼロ)口座」は取引履歴に手数料が記載されます。
確定申告の際にスプレッドは経費にできませんが、手数料は経費として計上できます。
手数料は、トレードつまり収入や損失を得るために必要なお金に含まれます。
そのため、スタンダード口座・マイクロ口座よりも節税効果は高いと言えます。
金額はそこまで高くありませんが、節税対策になるので知っておいて損はないでしょう。
毎年忘れずに、「雑費」または「取引手数料」として計算しましょう。
取引履歴の詳細は3つの方法で確認できます。
- MT4・MT5で確認する
- XM会員ページで確認する
- メールで確認する
通常、税務署への明細(取引履歴の詳細)提出は不要です。
提出を求められた場合は、このデータをプリントして渡せば問題ありません。
取引手数料を確認する手順を説明します。
MT4・MT5で年間取引履歴を確認する方法
MT4・MT5で年間取引履歴を確認する方法が一般的です。
データとして保存しやすく、見やすいためです。
- MT4・MT5のターミナル下「口座履歴」タブ→「口座履歴」を右クリック
- 「期間のカスタム設定」を選択
- 確定申告期間(1月1日〜12月31日)を設定、「OK」をクリック
- 「レポートの保存」をクリック
- エクセルファイルまたはHTMLファイルとしてダウンロード
以上で取引履歴をダウンロードでき、印刷も可能になります。
なお、MT4・MT5のスマホ(タブレット)アプリでも閲覧はできます。
- 「履歴」→「約定」をタップ
- 時計マークから表示する期間を設定
XM会員ページで年間取引履歴を確認する方法
XM会員ページで年間取引履歴を確認する方法もあります。
- XM会員ページにログイン
- 口座内の「取引履歴」をクリック
- 確定申告期間(1月1日〜12月31日)を設定、「参照する」をクリック
メールで年間取引履歴を確認する方法
メールでも年間取引履歴を確認できますが、若干面倒です。
毎日・毎月の頻度でどのような取引を行ったかが、XMより登録メールアドレスに配信されます。
メールタイトルは「Daily Confirmation」または「Monthly Statement」です。
「Daily Confirmation」では1日分、「Monthly Statement」では一ヶ月分の取引履歴が記載されています。
手数料の金額は「Commission(コミッション)」という項目をチェックしてください。
万が一届かないなら、以下を確認しましょう。
- 迷惑メールやプロモーションフォルダに振り分けされていないか
- 複数のメールアドレスで口座開設している(XMは1人1つの統一メールアドレス)
- 過去に受信拒否や配信停止をした
- 入力したメールアドレスを間違えている
問題が解決しない場合はXMサポートデスクにお問い合わせしましょう。
メール(support@xmtrading.com)または日本語ライブチャットにて連絡してください。
まとめ
XM(XMtrading)「ZERO(ゼロ)口座」の手数料についてまとめました。
- 取引手数料は片道5ドル・往復で10ドル(約1,000円)
- MT4は取引発注時に一括徴収、MT5は取引発注時と決済注文時それぞれ徴収される
- 取引手数料は経費計上できる(Commissionの金額を確認)
「手数料が発生する」と聞くと、余計なコストがかかりそうと感じるかもしれません。
しかしマイクロ口座・スタンダード口座よりもトータルコストを抑えられます。
また、経費計上も可能なので節税効果を期待できます。
取引コストに優れる「ZERO(ゼロ)口座」、さっそく使ってみませんか?
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