月曜早朝が狙い目【窓埋めトレード手法】初心者でも勝てる手順 

基本手法

「今日の相場は窓開けでスタートしました。」

新聞や経済ニュースで見聞きしたことはありませんか?

「単語は知っているけどよく分からない…。」と感じている人も多いでしょう。

実は「窓埋め」を利用すると、初心者でも勝率の高いトレードができるようになります。

今回は「窓」の概要や基本的な「窓埋め」手法を紹介します。

そもそも「窓」とは?

相場に現れる「窓」とは、ローソク足と次のローソク足の間に距離が開いて空間ができる現象のことです。

呼び方の由来はさまざまありますが、「空け放たれた窓」のような形に見えるからだと言われています。

「窓開け」が起きる主なタイミングは、以下の4つです。

1.レンジから抜けるとき

2.流れが強く勢いがあるとき

3.トレンドが弱まってきたとき

4.休み明けの相場開始のとき

「窓開け」はトレンドに勢いがあり、一方のポジションが強いときに起こりやすいです。

逆に流れが弱まってくる前にも起きるので見極めが難しいですね。

「土日にポジションを持ち越さないほうがいい」と言われるのは、為替が一気に変動するため。

逆指値注文や強制ロスカットが行われるタイミングがずれてしまう危険性も秘めています。

しかし、その分上手く乗っかれば、大きな利益を獲得できます。

「窓」が開くと想定以上の損失または利益が発生する、ということを覚えておきましょう。

「窓開け」が月曜日に起こる理由

休み明けの月曜日は特に「窓開け」が起きやすいです。

しかし、なぜ「窓開け」が起きるのでしょうか?

考えられる要因は3点です。

1.土日は取引できないから

2.国によって休日が違うから

3.経済指標やニュースによって動くから

それぞれ解説していきますね。

理由1.土日は取引できないから

FXは基本的に24時間取引が出来ますが、土日は相場が休みになりますよね。

世界中の為替市場がクローズします。

(※中東は除く)

チャートもレートもほとんど動きません。

そして休み明けの相場で一気に売買されるため、ポジションが多い方に窓開けしやすくなるのです。

理由2.国によって休日が違うから

理由1でも軽く触れましたが、実は土日でも空いている市場が存在します。

中東のバーレーン市場は、土日でも市場が開いているので売買が可能です。

文化的な違いで、イスラム圏では金曜日が休みになり、土日が平日扱いになるためです。

中東市場での取引数はそこまで多くないのですが、値動きに影響を与えることもあります。

理由3.経済指標やニュースによって動くから

経済指標やニュースを判断して、トレーダーが一斉に動き出します。

金曜日に発表された経済指標やニュースを参考にトレーダーが売買。

ネガティブな情報が出回れば、ポジションを大きく変えようとする人も出てきます。

経済指標やニュースも要因になるので情報には注意しておきましょう。

開けた「窓」は埋まる

窓を開けたら閉めますよね?

相場でも同じで、「窓開け」のあとには「窓埋め」と呼ばれる動きがあります。

「窓埋め」とはまさしく、窓開けした空間を埋めようとする動きのことです。

ここでは「窓埋め」の基礎知識を確認しましょう。

「窓埋め」はトレーダーの心理

「窓埋め」が起きる背景を考えてみます。

週終わりの金曜日に、ポジションを解消せずに持っているトレーダー達がいます。

まだ利確や損切をしていないので、どこかで注文を出す可能性が高い状態です。

例えば、買いポジションを持っていて、週初めの相場が上方に窓開けしていれば、利益が見込めるので利確しようと考えますよね。

つまり、利確をする人や逆に損切りになって決済する人が出てくるので、「窓埋め」が起きるのです。

また、「窓埋め」を利用した売買戦略を仕掛ける人も出てきます。

トレーダーは開いた空間は埋まるものだと考え、埋めさせようと働くのでしょう。

トレーダーの心理によって「窓埋め」が引き起こされるのです。

「窓埋め」発生確率は約80%

FX界隈では、「窓埋め」の確率は75~80%だと言われています。

高い確率で空けた窓は閉められる訳ですね。

ただし「窓埋め」しない時もあるので注意が必要です。

例えば、レンジを抜ける瞬間に窓開けした場合は、一方の勢いが強い証拠。

「窓埋め」を期待して待っているとトレンドに乗り遅れることも…。

とは言え、ほとんどの場合は「窓埋め」が発生します。

「窓埋め」の特徴を利用し、利益を狙いましょう。

「窓埋め」を利用したトレード手法

「窓開け」と「窓埋め」を理解したら、トレードに取り入れましょう。

トレード手法はシンプルで、「窓開け」した空間を埋めようとする動きを利用します。

例えば、週終わりに100円だった値が週初めに「窓開け」して105円になったとします。

しばらくすると開けた窓を埋めるために100円に戻ろうとします。

そのタイミングで売りエントリーで入り、5円分の利益を獲得します。

窓開けが起きやすいタイミングは休み明けの月曜日。

それでは、具体的なトレードのやり方を見ていきましょう。

スタートダッシュが肝心なので、いつもより早起きして準備をしてくださいね。

手順1.上位足で方向性をつかむ

まずは上位足で先週の方向性をつかんでおきます。

「窓開け」は日足や週足でも起きますが、ローソク足が形成されるまでに時間がかかります。

必然的に窓を埋めるまでに時間がかかり、効率的ではありません。

1時間足や5分足などの短期的な時間を使用した方が、値動きも把握できてエントリーしやすいですよ。

手順2.逆張りでエントリーする

市場が開いて、「窓開け」スタートを確認します。

どのくらい値幅を空けたのかもチェックしてエントリーするか判断します。

5pips以下だった場合はエントリーを見送りましょう。

「窓埋め」しても3~5pipsの値幅しか狙えないからです。

少なくとも10pips以上空いた時にエントリーしましょう。

値幅がないと利益に繋がりませんからね。

それぞれのエントリー方法は以下の通りです。

  • 上方に窓開けした場合:売りでエントリー
  • 下方に窓開けした場合:買いでエントリー

一時的に戻ろうとする動きを利用するので、逆張りでエントリーすることになりますね。

そのため、安全策として損切りも設定しておきましょう。

「窓埋め」の確率は高いですが、完璧なトレード手法はありません。

保険を掛けておくことは重要です。

特にトレンド中の「窓開け」は勢いが強く、そのままの流れで進みやすいので注意。

手順3.窓を埋めたら利益確定する

上手く「窓埋め」に向かって動き出したら、利確するポイントを考えておきましょう。

基本的に窓を埋めたら利確します。

目安としては、「窓開け」をしたローソク足の終値辺りまできたら利確のタイミングです。

その後の方向性が現段階では判断できないので、深追いするのは禁物。

また、しっかり埋めきらない場合もあるので、「窓開け」の半分まで来たら利確するなど臨機応変に対応する必要もあります。

まとめ

FX初心者でも利益を狙いやすい「窓埋め」について説明しました。

「窓」とは、ローソク足とローソク足の距離が開き空間ができる現象です。

そして約75~80%の確率で、空けた窓を埋めようとする動き=「窓埋め」が起きます。

特に月曜に発生しやすいので、早朝から仕掛けるのがベター。

  • 手順1.上位足で方向性をつかむ
  • 手順2.逆張りでエントリーする
  • 手順3.窓を埋めたら利益確定する

シンプル手法なので、初心者でも手軽に取り組めます。

「窓埋め」トレード手法を活用し、利益をゲットしましょう。

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