「一攫千金よりは、コツコツ資産を増やしたい!」
そう考えるあなたには「秒スキャ」がおすすめです。
文字通り、秒単位でスキャルピングを行う手法です。
今回は「秒スキャ」のメリット・デメリットやトレード例も説明します。
また、XM(XMTrading)と「秒スキャ」の相性についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
「秒スキャ」とは?
まずは、「秒スキャ」がどのようなトレード手法なのかを理解しましょう。
「秒スキャ」とは、秒速でスキャルピングを行うということです。
1回あたりのトレードのポジション保有時間は数秒から数十秒。
1日の内に数十回、多い人で数百回の売買を繰り返します。
長期トレードとは真逆のトレードスタイルで、1回のトレードで獲るPips数は1〜10Pips程です。
少ない利益をちょっとずつ積み上げて利益を確保していきます。
エントリーの方法はトレーダーによってさまざまで、順張りでも逆張りでも可能です。
利用するチャートの時間足は、一般的には日足や4時間足で分析を行い、5分足や1分足でエントリーします。
1回あたりの損益が小さく、とても早いスパンで売り買いをしなければいけないので、素早い判断が重要です。
利確にしても損切りにしても、ごくごく短時間で決断が迫られます。
「秒スキャ」は初心者に向かないと言われる理由は経験とトレードスキルが必要だからでしょう。
- エントリーポイント・利確ポイント・損切りポイントを見出す分析能力
- すぐに損切りを行う判断力と決断力
特に、エントリーと利確・損切りについては、経験値の高さで差がつく部分です。
FX初心者がいきなり「秒スキャ」に挑戦しても、利益は期待できないと言えます。
「秒スキャ」のメリット・デメリット
高度な経験やスキルが求められる「秒スキャ」。
メリット・デメリットを確認してみましょう。
「秒スキャ」のメリット
「秒スキャル」のメリットは以下の3点です。
- 1トレードの損失額を限定できる
- ポジションを持ち越さないのでリスクを減らせる
- テクニカル分析だけでトレードできる
「秒スキャ」の最大のメリットは、リスクを抑えることができる点です。
きちんと損切りができればの話ですが、損失が1回あたり数Pipsで済みます。
さらにポジションを持ち越すケースが無いので、チャートを見ていない時に激しい値動きをしても巻き込まれる心配はありません。
為替は深夜などの時間帯に指標発表や要人発言などで大きく動きます。
ポジションを持っていると、睡眠中に大きく損失を被るリスクが考えられます。
その点、「秒スキャ」では短時間で取引を終わらせるので、損失を広げなくて済むでしょう。
また、分析についてもテクニカルの知識やスキルのみでエントリーできます。
ファンダメンタル分析も組み合わせると精度を高められますが、基本的には数秒内で完結するのでテクニカルの要素が強くなります。
「秒スキャ」は”塵も積もれば山となる”と考える人にぴったりなんです。
「秒スキャ」のデメリット
「秒スキャ」のデメリットは以下の2点です。
- 手数料がかさみやすい
- ずっとチャートを見ておく必要がある
「秒スキャ」の主なデメリットは、手数料が膨らみやすい点です。
1日の内に数十回から数百回トレードするので、その分手数料がかかってしまいます。
「秒スキャ」の場合は取引回数が特に多いので、1回あたりのスプレッドが小さくても、積み重なると意外に大きな金額(コスト)として重くのしかかってきます。
「秒スキャ」を行うならスプレッドが狭い業者を選ぶ、というのが大切ですね。
また、「秒スキャ」はエントリーからイグジットまでチャートを常に見ていなければいけません。
トレード中は画面に釘付けとなりますので、拘束時間が長くなってしまうことも。
スイングトレードはポジションの保有期間が数日から数週間ですが、PCの前に座っている時間はそこまで長くないですよね。
「秒スキャ」はコスト・手間が余計にかかる、ということを頭に入れましょう。
「秒スキャ」の注意点
「秒スキャ」を行うに当たり、知っておきたい注意点を確認しましょう。
- 値幅のある時間帯を狙う
- スキャルピングを禁止している業者もある
「秒スキャ」を行うには、ある程度の値幅が見られる時の方が望ましいです。
値幅の小さい時にスキャルピングを行うと、思ったほどのPips数を取れず、手数料負け・・・。
利益が少ない場合は手数料を回収できない=トータルでマイナスになる、というケースは避けたいですよね。
また、業者によってはスキャルピングを禁止しているところもあります。
「秒スキャ」は取引回数がとても多いので、サーバーへの負荷がかかりすぎてしまったり、カバー取引が追い付かなかったりというのが理由です。
禁止事項を続けていると、最悪の場合アカウント停止・出金不可など重いペナルティが課されます。
「秒スキャ」は認められているか、事前に業者のルールを確認しましょう。
「秒スキャ」のやり方・ルール
それでは、「秒スキャ」の方法について、例を挙げてみます。
上昇トレンド中の順張りを基本とし、1分足での押し目を狙ったエントリーを行っていきます。
使用するチャートはローソク足で、確認する時間軸は4時間足(日足)と1分足(5分足)です。
トレンド判断やエントリーポイントを分かりやすくするため、移動平均線を利用しましょう。
移動平均線は7日・25日・75日といった具合に、短期・中期・長期で表示します。
(※日にちに関しては、明確に合わせなくても使いやすい設定で構いません。)
まず、上昇トレンドを4時間足や日足等から判断していきます。
移動平均線が右上がりになっていて、安値の切り上げと高値の更新が交互に起きているチャートが理想的です。
上昇トレンドと判断できた場合、下位足の5分足や1分足でエントリーできそうなポイントを探していきます。
この時、下位足でも上昇トレンドと判断できるまで待ちます。
上位足と下位足のトレンドの方向はともに右肩上がりの上昇時のみエントリーします。
トレンドの方向が重なったら、ローソク足が中期または長期移動平均線にタッチしたポイントで買いを入れます。
基本上昇トレンドの順張りですので、一定程度下がった地点で買いを入れていくイメージです。
中期移動平均線タッチで半分、長期移動平均線タッチでもう半分と言ったように、分割エントリーも効果的です。
利確は、高値更新後に下落を開始した地点や、高値更新辺りにレジスタンスや意識されやすいポイントに設定します。
損切りについては、エントリーする移動平均線を大きく割り込んだポイントに設定します。
どの位割り込んだ所に設定するかは、ロット数と損切り額に合わせて設定してください。
ざっと「秒スキャ」のやり方・ルールを説明しましたが、好みのトレードスタイルを探してみてくださいね。
「秒スキャ」はXMでも使える?
「秒スキャ」に興味を持ち始めた方に朗報です。
XMではスキャルピング行為を認めているので、堂々と行うことができます。
「秒スキャ」しか行わないならば、スプレッドが狭く設定されているゼロ口座の方がおすすめです。
ちなみに、XMと言えばボーナスが有名ですが、「秒スキャ」ではもらえないと思った方が良いでしょう。
XMでは取引量に応じてボーナスが発生しますが、1ポジション10分以上保有していないと付与されません。
「秒スキャ」の場合、10分以上ポジションを保有する事はまず無いですよね。
それにゼロ口座は入金ボーナスやXMロイヤルティプログラムも対象外です。
初回口座登録の3,000円分しかもらえません。
低スプレッドの恩恵を受けたいなら、ゼロ口座で「秒スキャ」を始めましょう。
まとめ
「秒スキャ」は上級者向けと言われていますが、きっちりルール通り行えば利益を上げられる方法です。
メリット・デメリットを把握した上で、どんな戦略にするか考えてみてください。
また、XM(XMTrading)はスプレッドの狭いゼロ口座が用意されており、相性は良いと言えます。
コツコツ派のあなた、「秒スキャ」で利益を積み上げてみてはいかがでしょうか。
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