XM(XMtrading)で利益を増やすには、MT4・MT5での注文方法の知識が必要です。
「成行注文や指値・逆指値注文は知っているけど・・・。」
「OCOってよく耳にするけど、何だろう?」
「IFD注文とIFO注文の違いは?」
今回はOCO注文・IFD注文・IFO注文の意味と注文方法について解説します。
3つの注文方法を使い分ければ勝率がぐんと上がりますので、ぜひ取り入れてみてください。
OCO注文とは?
「OCO(オーシーオー)注文」とはFXの応用的な注文方法です。
「One Cancels the Other(order)」の略称で、英語の通り2つの注文のうち1つの注文が成立したら、もう一方をキャンセルするという方法です。
一般的には新規エントリーと決済のタイミングで利用できるのですが、MT4またはMT5では決済注文時のみ設定可能です。
具体的には、MT4またはMT5にて保有中のポジションに決済指値と決済逆指値を追加します。
同じ通貨ペアで、注文数量も同じ必要があります。
この「OCO(オーシーオー)注文」により、利益確定とともに損失防止につながります。
例えば100円の時点で、「101円になったら売り(利益確定)」・「99円になったら買い(損切り)」の注文を出します。
レートの動きによってどちらかの注文が成立したら、どちらかの注文がキャンセルされます。
OCO注文が向いているシーン
「OCO(オーシーオー)注文」の概要を読んで、
「損切りは重要だけど、上限(利益確定)も必要なの?」
と思った方もいるかもしれません。
しかし、FXは売らないと利益になりません。
「もっと上がるかも・・・。」
と思い続けてタイミングを逃したらもったいないですよね。
利益確定も指定することで、感情に左右されずに自動的に売り注文が出されます。
「OCO(オーシーオー)注文」はFX初心者や損切りが上手く出来ない人におすすめです。
OCO注文を行う方法
ではさっそくMT4での「OCO(オーシーオー)注文」を行ってみましょう。
手順①ポジション上で右クリック
ターミナル画面の取引タブにて、「OCO(オーシーオー)注文」したいポジションの上で右クリックします。
- 新規注文
- 決済注文
- 注文変更または取消
の表示がされるので、「注文変更または取消」をクリックしてください。
ここで「決済注文」をクリックしてしまうと決済してしまうので注意です。
手順②価格を入力
オーダー(注文発注)画面が表示されます。
- 決済逆指値(S/L):損切価格を設定
- 決済指値(T/P):利益確定価格を設定
それぞれ価格を入力します。
手順③変更
「〇〇に変更する」ボタンが表示されます。
- 買いポジションの場合は青色
- 売りポジションの場合は赤色
「〇〇に変更する」ボタンをクリックすると、「OCO(オーシーオー)注文」が発注処理されます。
IFD注文とは?
「IFD(イフダン)注文」とは新規注文と決済注文を出せる注文方法です。
「イフダン」の読み方が一般的ですが、そのままアルファベットで「アイエフディー」とも呼ばれます。
「if〇〇(もしも〇〇だったら),done(実行)」という意味です。
例えば100円の時点で、「99円になったら買い」または「101円になったら売り」のどちらかを指定します。
IFD注文が向いているシーン
「IFD(イフダン)注文」はある程度想定ができる方向けです。
「価格は下がりそうだけど、また上がりそう・・・。」
と予想するなら、「IFD(イフダン)注文」の出番です。
価格に応じて自動で動くため、チャートに張り付かなくていいのが助かります。
新規注文から決済までまとめて注文できる一方、決済方法はひとつしか選べません。
相場が思惑と反対に動いた場合(損切り)は手動で行いましょう。
「IFD(イフダン)注文」は利益確定または損切りどちらかを行ってくれます。
IFD注文を行う方法
ではMT4での「IFD(イフダン)注文」を行ってみましょう。
手順①新規注文
「新規注文」をクリックし、オーダー(注文発注)画面を表示させます。
F9ボタンをクリックするか、チャート上で右クリック→注文発注→新規注文でも可能です。
手順②詳細を入力
- 通貨ペア:取引したい通貨ペアになっているか確認
- 数量:ロット数
- 決済逆指値(S/L)または決済指値(T/P):どちらかひとつを入力
- 注文種別:「指値注文」を入力
- 指値注文種別:「Buy Limit」または「Sell Limit」を選択
- 価格:価格を入力
手順③発注
「発注」ボタンをクリックします。
以上で、「IFD(イフダン)注文」は完了です。
IFO注文とは?
「IFO(アイエフオー)注文」は「OCO(オーシーオー)注文」と「IFD(イフダン)注文」が合体した注文方法です。
FX業者によっては「IFDOCO(イフダンオーシーオー)注文」とも言います。
簡単に言うと、「もし〇〇円になったら新規で買い、〇〇円まで上がったら決済・〇〇円まで下がったら損切りする」という条件分岐ができます。
利益確定も損失防止も可能なので、トレーダーとして稼ぐためにはぜひ覚えておきたい自動注文です。
例えば100円の時点で、「99円になったら買い」そして「101円になったら売り」両方のパターンを設定できます。
IFO注文が向いているシーン
「IFO(アイエフオー)注文」はFXに参加するトレーダーの多くが活用しています。
中でも、
「価格は下がりそうだけど、そのあと上がるか下がるか予測できないな・・・。」
「平日の昼間は長時間チャートを見れない・・・。」
という場面で活躍します。
「IFO(アイエフオー)注文」は「OCO(オーシーオー)注文」と「IFD(イフダン)注文」が同時にできます。
つまり、利益確定も損切りもはじめに設定してしまうので、資産運用計画が立てやすい大きなメリットがあります。
「IFO(アイエフオー)注文」なら、どんな状況でも、FXで勝つための条件(=感情を押し殺して機械的に処理)を満たせます。
IFO注文を行う方法
ではMT4での「IFO(アイエフオー)注文」を行ってみましょう。
「IFD(イフダン)注文」のやり方とほぼ同じです。
利益確定ライン(決済指値)と損切りライン(決済逆指値)の両方を設定することで「IFO(アイエフオー)注文」になります。
手順①新規注文
「新規注文」をクリックし、オーダー(注文発注)画面を表示させます。
F9ボタンをクリックするか、チャート上で右クリック→注文発注→新規注文でも可能です。
手順②詳細を入力
- 通貨ペア:取引したい通貨ペアになっているか確認
- 数量:ロット数
- 決済逆指値(S/L)と決済指値(T/P):両方を入力
- 注文種別:「指値注文」を入力
- 指値注文種別:「Buy Limit」または「Sell Limit」を選択
- 価格:価格を入力
手順③発注
「発注」ボタンをクリックします。
以上で、「IFO(アイエフオー)注文」は完了です。
まとめ
XM(XMtrading)でトレードするなら、注文方法を理解しましょう。
- OCO(オーシーオー)注文:2つの注文を発注し、1つが成立したら残りはキャンセル
- IFD(イフダン)注文:新規注文と1通りの決済注文を出せる
- IFO(アイエフオー)注文:新規注文と2通りの決済注文を出せ、1つが成立したら残りはキャンセル
この3つの注文方法覚えておくと、トレードがかなり有利に進みます。
特に仕事や家事で時間が確保できない方・損切りで悩んでしまう方にはおすすめです。
FXでの勝率にこだわるなら、注文方法をしっかり覚えましょう。
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