「ロスカットって何?」
「XMのロスカット水準は?」
「どうしたらロスカットを避けられる?」
今回はXM(XMtrading)のロスカットに注目します。
「証拠金維持率」の概要や「証拠金維持率」をキープする3つのポイントを紹介します。
ロスカット対象にならないよう、トレードしましょう。
ロスカットとは
「ロスカット」とは、「証拠金維持率」が一定以下になると強制決済させる仕組みです。
「強制ロスカット」「強制決済」とも呼ばれます。
損失が大きくなりすぎた際に、トレーダーの資金を守るために行われます。
しかし、できればロスカットになる前に損切りし、「ロスカット」は防ぎたいところです。
重要になってくるのが、「証拠金維持率」です。
ロスカットが発動するタイミングはFX業者の指定する「証拠金維持率」を下回った時です。
「証拠金維持率」はMT4またはMT5の取引画面で確認できます。
ちなみに計算方法は以下の通りです。
証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
有効証拠金とは、損益(含み損・含み益)を計算した口座残高のことです。
例えば口座残高10万円で保有ポジションが5万円の含み益なら、有効証拠金は15万円です。
必要証拠金とは、エントリー時に最低限必要なお金です。
必要証拠金 = 取引量 ÷ レバレッジ倍率 × 取引レートにて計算します。
XM公式サイトでも計算ツールが公開されているので、活用してください。
- 口座の基本通貨:日本円ならJPYを選択
- 通貨ペア:調べたい通貨ペアを選択
- 口座タイプ:スタンダード口座・マイクロ口座・ZERO(ゼロ)口座から選択
- ロット数量:持ちたいロット数を入力
- レバレッジ:1倍から888倍までを選択
入力(選択)したら、「計算する」ボタンをクリックするだけで必要証拠金を自動計算してくれます。
表示された金額以上を用意しましょう。
「ロスカット」は資金が大幅に減る時に発動されるのです。
ロスカットになる証拠金維持率
XMでは「証拠金維持率」が20%以下になるとロスカットされます。
「証拠金維持率」は「ロスカット水準」「ロスカットライン」とも呼ばれます。
XMには3つの口座タイプがありますが、口座タイプに関わらず「証拠金維持率」20%以下になると「ロスカット」されます。
- スタンダード口座:20%
- マイクロ口座:20%
- ZERO(ゼロ)口座:20%
この数字が低ければ低いほど、含み損を抱えられ、収益化のチャンスをつかみやすくなります。
口座残高が20%まで損失が出ても大丈夫ですが、ロスカットされてしまうと資金はほぼ残りません。
他の業者と比較
XM以外の業者でも、ロスカットになってしまう「証拠金維持率」が定められています。
大手の海外FX業者・国内FX業者を載せます。
- TitanFX:20%
- AXIORY:20%
- HotForex:20%
- FxPro:20%
- LANDFX:30%
- GemForex:50%
- DMM FX:50%
- GMOクリック証券:50%
- SBI FXトレード:50%
- みんなのFX:100%
- ひまわりFX:100%
- TradeView:100%
海外FX業者では20%〜30%、国内FX業者は50%〜100%が多いようです。
ハイレバレッジかつ利益を伸ばすトレードがしたいなら、XMが最適だということが分かります。
ロスカットを避けるポイント
XMなどの海外FX業者をスタートしたばかりの方は、「証拠金維持率」をあまり気にしない傾向があります。
しかし、しっかり頭に入れておかないと、「ロスカット」される危険性が高まります。
一般的にトレードするなら「証拠金維持率」は200%〜300%をキープしておきたいところです。
XMでは「証拠金維持率」20%ですが、100%を切る前に対処しましょう。
ロスカットを避ける(=証拠金維持率をキープ)ポイントは3点です。
- ポイント①損切り
- ポイント②追加入金
- ポイント③両建て
それぞれを把握し、「ロスカット」にならないようにトレードしましょう。
ポイント①損切り
初心者トレーダーはなかなか損切りができません。
XMは「証拠金維持率」が20%と低いので、ポジションを長く持てます。
しかしその分他の業者よりも大きな損失を被る可能性もあるのです。
ハイレバレッジだからこそ、損切りのタイミングをしっかりコントロールしなければいけません。
XMはゼロカットシステムを導入しているため借金を追わなくてすみますが、資金が0円になってしまっては退場するしかないですよね。
XMでトレードを続けるために、注文時に逆指値設定を行うのがおすすめです。
指定した金額になれば自動で決済してくれるので、感情に左右されません。
自分なりの損切りルールを設定し、「ロスカット」やゼロカットシステムを避けるようにしましょう。
ポイント②追加入金
XMは証拠金が50%になると連絡が来ます。
「マージンコール」と呼ばれる仕組みです。
もしも「マージンコール」が届いたら資金を厚くしましょう。
また、XMのボーナス制度についても知っておきましょう。
- 口座開設ボーナス:口座を開設するだけでもらえるボーナスキャンペーン(3,000円)
- 入金ボーナス:入金するたびにボーナスがもらえる
- XMロイヤルティプログラム:取引する度にポイントがもらえ、証拠金に使える
(※入金ボーナスはZERO(ゼロ)口座対象外です。)
入金ボーナスには2種類用意されています。
- 100%入金ボーナス:入金金額100%のボーナスがもらえる(最大5万円まで)
- 20%入金ボーナス:100%入金ボーナスが5万円になると発生。入金金額の20%のボーナスがもらえる。(最大45万円まで)
入金すると同時に証拠金に合算されるため、申請などは必要ありません。
自己資金があまり多くなくても、証拠金が上乗せされるので助かりますね。
ポイント③両建て
XMでは、一時的に「ロスカット」を避けるために両建てが使えます。
XM独特のルールで、同一口座内で両建てを行うと必要証拠金が0円になります。
含み損ポジションに対して反対ポジションを取ることによって、それ以上の損失が出ない=ロスカットされないのです。
ただ、両建ては初心者には難しく、さらに禁止事項もあるため安易には行わないほうが良いでしょう。
以下の行為が発覚した場合、ペナルティが課されます。
- XMは最大8個まで口座を増やせるが、複数口座での両建て
- XMと他のFX業者(ブローカー)を使った両建て
- 複数人での両建て
- XMロイヤルティプログラム(XMP)を増やすための両建て
- アービトラージ(裁定取引・サヤ取り)目当ての両建て
口座凍結・出金拒否・レバレッジの引き下げなどになってしまっては、元も子もありません。
XMでは両建てで「ロスカット」を回避できますが、十分に気をつけてください。
まとめ
XM(XMtrading)では「ロスカット」される危険性は低いと言えます。
「証拠金維持率」が50%を下回ると通告(マージンコール)が届き、20%で執行されます。
通常の証拠金維持率を200%程度にしておくと安心でしょう。
万が一「ロスカット」されると損失が大きくなるため、リスク管理を忘れないでください。
以下の3つのポイントを押さえ、トレードするようにしましょう。
- ポイント①損切り
- ポイント②追加入金
- ポイント③両建て
FXの世界で生き残り、最終的に勝てるように戦略を立てましょう。
↓今回のおすすめ書籍↓
コメント