「仕事や家事で忙しくて、チャートを見る時間がない…。」
FXは24時間取引できるので、その分稼ぐチャンスが多くあります。
しかし、相場を1日中見ているのは難しいですよね。
せっかくFX口座登録したのに、お小遣い稼ぎにならないなんて悲しい…。
実は忙しくて時間がない方でも、絶好のチャンスを逃さずに好きなタイミングで注文できる手法があります。
それが「指値」!
今回は指値の概要や具体的な使い方について解説していきます。
指値とは
「指値」とは、言葉の通り価格を指定して注文できる手法です。
予約注文のようなイメージと言えば、分かりやすいでしょうか。
例えば、右肩上がりに100円台で推移しているとします。
なるべく安値で入って、利益の幅を伸ばしたいと考えますよね。
そこで、一時的な調整が入り、99円まで下がると予測して指値を出しておきます。
すると指示した価格に達した時に自動で注文が入ります。
つまり指値は「今の価格より安く買いたい」または「高く売りたい」場合に有効です。
一度決めておけば自動でエントリーをしてくれるので、常に相場をチェックしていなくてもOK!
夜中もレートを見張るために起きていなくてもいいんだね。
指値を使えば、あなたがどんなに忙しくてもチャンスをつかめるのです。
指値のメリット・デメリット
では指値を使う前に、メリット・デメリットを確認しましょう。
指値のメリット
指値のメリットは3点あります。
- 狙いたい価格に達したら自動売買してくれる
- 相場を見る時間がなくても絶好の売買チャンスを逃さない
- 取り消しや変更がいつでも可能なので、戦略が立てやすい
簡単に使える手法なので、自分の生活スタイルに合わせてFXをやりたい人におすすめです。
しかも自動なので、朝も昼も夜もあなたの代わりに売買してくれます。
「口座を解説したけど、まだトレードできていない」「忙しくてチャートを見る余裕がない」という人は、ぜひ指値を使いましょう。
指値のデメリット
どんな手法にも必ず欠点があるように、指値にはデメリットも存在します。
指値は指示した値に達しないと、いつまでも注文が確定されません。
例えば、現在100円で上昇トレンドが発生していた場合を考えてみましょう。
「これは絶好の買いチャンス!」と判断し、押し目を狙って99円に指値を出していたとします。
しかし、その後、一旦は調整が入るものの狙った値まで下がらずにドンドン上がり続けてしまった…という可能性も考えられます。
自分の予想が当たっていたのに注文が確定しなかったせいで、利益を取りこぼしてしまうことに。
このように指値を出す価格帯によっては成立しない可能性もあるので、注文価格には注意してください。
現在の価格に近い場所に設置すれば高値になりやすいですし、遠すぎる位置だと成立しないので、距離感を取るのが難しいですね。
FX初心者は特に、価格がどのように動くのかを見極めるのはとても難しいです。
地味な対策ですが、こまめに指値の見直しを行いながら成約率を高めるのが効果的。
指値を朝出して寝る前までに確定していなければ「読みが外れた」と判断して、価格の再設定をするなど、ルールを決めましょう。
指値は1日にいつでも変更できるので、エントリーしたい価格で確定するように上手く調整していきましょう。
指値は逆指値と組み合わせよう
FXは注文して終わりではありませんよね?
決済をして取引が完了します。
指値と一緒に、決済のエントリーとして使える手法と組み合わせると便利になりますよ。
おすすめは「逆指値」。
逆指値とは、指値の逆方向に指示を出す手法です。
現在の値が100円で上昇トレンドが発生していたとしましょう。
流れに乗って買いで入ろうと考えますよね。
「勢いが強いため、押し目を待っていたら乗り遅れるかもしれない!現在の値がさらに高くなった101円に達したら買おう」と指示を出して使います。
つまり、逆指値は「現在の価格より高くなった時に買う」または「安くなった時に売る」手法ですね。
逆指値のメリット・デメリット
逆指値は指値と名前が似ていますが、使い方が違います。
メリットとデメリットを確認しましょう。
逆指値のメリット
逆指値のメリットは以下の通りです。
- 損切の指示を出せる
- 流れに乗り遅れない
- 方向転換する時にエントリーが有利になる
逆指値のメリットは損切の指示を出せることです!
相場の動きは予測できないので、予想とは違う方向に動いて損を出す可能性がありますよね。
その際にできるだけ損失を抑える手段として損切が重要です。
人は損失が出ているときは合理的に動けません。
例えば、ここから上がると予想し、買いエントリーしてみたものの予想が外れて下がってきたら。
「きっと上がってくるでしょ。」
「ここで止まって、また戻るよ。」
と都合の良い感情に支配されがちです。
このような状況を断ち切るためにも、自動的に損切の指示が入る逆指値は使っておきたいですね。
また、トレンドの方向転換をあらかじめ予測して仕掛けておくこともできますが、初心者のうちは難しいので損切のために使いましょう。
逆指値のデメリット
もちろん、逆指値にもデメリットがあります。
指値の欠点と同じで、指示を出した値に達しないとエントリーが確定しません。
特に損切は自分を守る上でも重要な作業になります。
値幅を広げすぎると損失のダメージも大きくなりますし、逆に近すぎると短期的な値動きで損切が確定してしまいます。
対策として、相場の流れを確認しながら定期的に逆指値を見直しましょう。
指値・逆指値を意識したトレード戦略
指値・逆指値を取り入れてトレードしたいなら、トレンドが発生している時を狙いましょう。
方向感がない場面で指値(逆指値)を出しても成立しにくいからです。
ポイントは「どこで入って、どこで出るか」をしっかり決めておくこと。
それでは、具体的な手法を解説していきます。
手順1.トレンド発生を確認
まず、週足か日足でトレンドが発生している通貨を探します。
上昇トレンドまたは下降トレンドはあるかな?
次に1時間足で現在の流れがどちらに動いているかチェックします。
手順2.指値・逆指値を設定
1時間足の動きによって、2通りのパターンがあります。
- 1時間足が週足や日足と逆方向に動いている場合:一時的な調整が入ると判断し、押し目買いや戻り売りを狙って指値を出す
- 1時間足が週足や日足と同じ方向に動いている場合:勢いがあり、そのままの流れが続くと判断し、現在の価格より高い場所から逆指値で狙う
この際、損切も必ず設定しましょう。
手順3.損切を変更
エントリーが確定して利益を伸ばしてきたら、損切の位置を変更します。
例えば、上昇トレンド中に100円で買い、価格がドンドン上がっていき110円まで来たとします。
損切は105円に上げます。
そうすれば、急激な下落が起きても5円分の利益を確保できます。
損切になっても利益が出るので、気持ちに余裕を持ってトレードができるようになります。
まとめ
仕事や家事でチャートを見ていられない…。
忙しくて相場を常にチェックできなくても、「指値」と「逆指値」を活用すればタイミングを逃しません。
- 指値:今の価格より安く買いたい、高く売りたい時に指定する手法
- 逆指値:今の価格より高く買いたい、安く売りたい時に指定する手法
指値・逆指値どちらも指定すれば自動で売買してくれるので、とても便利。
忙しいあなたも、FXでの副収入を諦めなくても大丈夫です!
コメント