【3すくみ手法】メリット・デメリット解説!XMでも使える? 

手法

「最初はグー!」

じゃんけんはグー・チョキ・パーという”3すくみ”の関係で成り立っていますよね。

この”3すくみ”、FXのトレードにも応用できるって知っていましたか?

FXでは「3すくみ手法」と呼ばれ、リスクを抑えることができるとして人気です。

今回は「3すくみ手法」のメリット・デメリットやXM(XMTrading)で使えるのかなどを詳しく説明していきます。

FXでの”3すくみ”とは?

“3すくみ”とは、三者の均衡が取れている状態です。

じゃんけんで例えるのが一番分かりやすいでしょう。

グー・チョキ・パーの関係性を見てみましょう。

  • グーはチョキに勝てるが、パーに負ける
  • チョキはパーに勝てるが、グーに負ける
  • パーはグーに勝てるが、チョキに負ける

いずれか一者が跳びぬけて強いわけでもなく、また弱いわけでもありません。

丁度バランスが保たれている状態とも言えます。

FXでの“3すくみ”とは、3つの通貨の関係ということです。

FXでは通貨ペアを取引しますので、一方の通貨が強くなるということは、もう一方の通貨は同じ分だけ弱くなります。

通貨間の強弱を分かりやすいように、ドル・ユーロ・円の3通貨で数値にして考えます。

まず基準となる数値をそれぞれ100とします。

  • ドル:100
  • ユーロ:100
  • 円:100

合計は300で、全て均等なので3すくみの状態です。

この時ドル円が何かしらの原因で円安ドル高に振れたとします。

するとドルの価値が上がりますので、数値は次のように変化します。

  • ドル:110
  • ユーロ:100
  • 円:90

合計は300、ユーロに変化はなく100のままです。

通貨の価値は、ドル>ユーロ>円となりました。

このように、FXでは価格が動く要因があると通貨の”3すくみ”が崩れます。

均衡が崩れると価格が一方に動くので稼げないように思えますが、FXの利益は価格だけではないですよね。

FX「3すくみ手法」とは?

「3すくみ手法」とは、3つの通貨を均等に保有し、スワップ金利で利益を得るという手法です。

3つの通貨ペアを保有する、つまりそれぞれの通貨を買いと売りで持つと、価格変動による損益が相殺されます。

その状態でそれぞれの通貨ペアのスワップ金利の差がプラスであれば、価格に左右されずにスワップが毎日入ってくることになります。

どういうことでしょうか?

ドル・ユーロ・円の3通貨を例に挙げます。

まず”3すくみ”の状態でポジションを保有します。

  • ドル円買い
  • ユーロドル買い
  • ユーロ円売り

3つの通貨を売りと買いで同数持ち、“3すくみ”状態にします。

  • ドル買い/円売り
  • ユーロ買い/ドル売り
  • ユーロ売り/円買い

こうすれば、円高になってもユーロ安になっても利益と損失が打ち消し合って、損益は変わりません。

このままでは売買差益は得られませんが、ここでポイントとなるのがスワップポイント。

スワップポイントは各通貨国の政策金利に由来しますが、FX業者によっても変化します。

そのため、スワップポイントは打ち消し合って0とはならずに、プラスになるケースも存在します。

「3すくみ手法」ではそのスワップポイントの差で利益を積み上げていくのです。

スワップポイントがプラスであれば、実質リスクなしで利益を得られます。

売りと買いのスワップポイントの差を狙う

スワップポイントの差を狙うために、まず各通貨ペアの売りと買いのスワップポイントを確認しましょう。

スワップポイントについては、ホームページやプラットフォームから確認できます。

それぞれのスワップポイントを確認し、”3すくみ”でポジションを保有した時にプラスになる組み合わせを見つけ出します。

先ほどの3通貨の例を続けて、「3すくみ手法」が組めるスワップだったとします。

  • ドル円買い:+1.73
  • ユーロドル買い:-5.67
  • ユーロ円売り:+4.67

もしこのようなスワップポイントだったとすると、差し引きすると合計+0.73です。

この状態で1LOT(10万通貨)保有していると、73円スワップポイントが入ってきます。

”3すくみ”の状態でスワップポイントがプラスになるような組み合わせを見つける、それだけで「3すくみ手法」を始められます。

「3すくみ手法」のメリット

「3すくみ手法」のメリットは主に2つ。

リスクを抑えることが出来る点と通貨価格の変動に左右されない点です。

価格の変動による損失が無いので、基本的にポジションを持っている期間分スワップポイントを得ることができます。

リスクを抑えながら利益を積み重ねたいトレーダーにとって、「3すくみ手法」は夢のような手法とも言えますね。

また、売買差益を狙うものではありませんので、常にチャートを見ていられないトレーダーにも向いているでしょう。

「3すくみ手法」はスワップポイントのチェックさえできればよいので、初心者にも挑戦しやすいです。

「3すくみ手法」のデメリット

「3すくみ手法」は一見勝率100%と思える手法ですが、残念ながらFXには必勝法はありません。

デメリットも知っておきましょう。

  • ポジションが増えるので、証拠金が多く必要
  • スワップポイントは毎日変化する
  • 証拠金のわりに利益が少ない
  • スワップポイントがプラスの組み合わせはほぼない

まず、通常の通貨ペアの売買と違い、「3すくみ手法」では3通貨ペアのポジションを保有しなければいけないので、証拠金も3倍必要になります。

また、スワップポイント間の差を積み重ねる手法ですので、一攫千金を狙う人には向いていません。

先ほどの例では、1日73円の利益を得るのに必要なポジションは30万通貨(3LOT)です。

3LOT(30万通貨)で73円の利益、つまりPips数に換算すると、1LOTあたり0.024Pipsという計算です。

リスクフリーで得られる利益としては十分かもしれませんが、保有するLOT数に対してのリターンを考えるとなかなか厳しいですよね。

さらにスワップポイントは毎日変動するので、必ず同額が入ってくるわけではない点も忘れないでください。

「3すくみ手法」は簡単なようでいて、成功させるのは難しいんですね。

「3すくみ手法」はXMでも有効か?

「3すくみ手法」に挑戦したいあなた、気になるのは「XMでも使えるのか?」という点ですよね。

残念ながら、XMでは使えません。

実は、スワップポイントでプラスに組める”3すくみ”の通貨ペアが存在しないのです。

新興国通貨も確認しましたが、現時点では「3すくみ手法」が有効ではありません。

加えてスワップポイントは世界経済の影響も強く受けます。

新型コロナウィルスの蔓延で経済状況が悪化している状況では、政策金利は大幅に下がります。

これは経済を沈ませないように国が企業等を支援するためで、金利を下げてお金の回りをよくし、経済を支援します。

世界各国が政策金利を下げ、スワップポイントも下がったり、マイナスになったりしてしまいます。

実際、2021年1月現在、ドル円のスワップポイントは売りも買いもマイナスになっています。

また、XMの取引ルールではアービトラージを禁止しています。

アービトラージとは通貨間の利ザヤで利益を上げる取引ですが、「3すくみ手法」もアービトラージに該当する危険性を含みます。

XMでの「3すくみ手法」はあまりおすすめできないと言えます。

まとめ

「3すくみ手法」はスワップポイントの差を利用した取引です。

上手く通貨ペアを見つけることができれば、リスクなしで利益を得られます。

ただし、まとまった利益を得るには高額の証拠金を用意しなければいけません。

さらに不況時では、スワップポイントが下がっていてプラスに組める通貨ペアがなかなか見つかりません。

「手間の割に利益が少ない」「トータルでマイナスになった」といったことの無いように、事前に利益を計算した上で始めた方が良いでしょう。

また、残念ながらXM(XMTrading)など一部のFX業者ではおすすめできない手法です。

”3すくみ”のメリットやデメリットを把握し、自分のトレードスタイルに取り入れるべきかを確認してみてくださいね。

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